働くママの転職理由で「年収を上げたい」という理由は必ずしも優先度は高くないかも知れません。
それよりも、時間に融通が利く、ママが働きやすい環境で長く働きたい、やりがいを感じられる、といった理由を挙げる人の方が多いでしょう。
時間や勤務地、未経験など他の条件を優先すると、年収は諦めてしまいがち。でもできることなら、年収は高い方がいいに決まっています。
転職エージェントを利用した転職活動では、エージェントを通じて企業との給与交渉できます。ここでは、ワーキングママが転職する際の給与交渉について、ポイントを紹介します。
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希望年収は高めで設定しておく
「年収を上げたい」と要望を口に出すことはためらわれるかも知れません。でも自分を卑下することなく、自分の価値に自信を持って年収交渉に臨みましょう。
転職エージェント側にとっても給与交渉はメリットがあります。
というのも、転職エージェントは転職希望者を企業に紹介し採用してもらうことで報酬が得られますが、報酬はその転職希望者の年収の○割という形で決められてきます。
なので、年収を高く交渉できればできるほど、あなたにも転職エージェントにとってもメリットがあるのです。
ただし、やみくもに高い年収を希望することは意味がありません。
例えば現職と同じような仕事で転職を考えているのであれば、現状のお給料を基準にしてそこからいくら上乗せしたいか考えましょう。
全く違う業界に未経験でチャレンジする場合
全く違う業界にチャレンジする場合には、年収は下がる可能性もあります。それでも、現職より勤務条件が良かったり、仕事内容に魅力があるなら、やる価値はあります。働くママにとっては、長く良い条件で続けられることの方が重要です。
この場合の注意点ですが、これ以上は下げられないという年収のボーダーラインだけは絶対に割らないこと。希望条件に合う求人がない場合は、年収を下げるのではなく他の条件で変えられる点はないか、また自分のスキルで役立つものはないか、などを考えてください。
年収を大幅に妥協してしまうと、そこからまた上げるのは大変です。
自分の”売り”をしっかり持つ
給与交渉するための材料となるのは、あなたの強み、”売り”です。子育て中だからとか、希望条件が多すぎてなかなか見つからないからとか、変な引け目を感じる必要はありません。
事前に提示された条件に合っているから応募しているわけで、また企業側も条件に合っているから面接をするわけです。企業に求められている人材の候補として自己アピールし、何に貢献できるのか、自分なら何が出来るのか、しっかり売り込みましょう。
企業側に「ぜひ採用したい」と思わせないと給与交渉はできませんし、そこで無理に年収アップを希望したところで逆効果になります。企業側に「ぜひ採用したい」と思ってもらえるよう、自分のスキルの棚卸しや自己分析、面接対策をしっかりすること。転職エージェントの力も借りてください。
自分の”売り込み”に対して、企業がどの程度評価してくれるかは、転職希望者自身にはなかなか分かるものではありません。その点も転職エージェントに頼りましょう。転職エージェントは、面接後に企業と密にやり取りしていますので、そのフィードバックから年収交渉の余地があるのかどうか、どの程度交渉が可能か、といったあたりを相談してみるのが良いでしょう。
まとめ:働くママの給与交渉のコツ
自分のキャリアやアピールポイントに自信を持って、給与交渉に臨みましょう。
自分が希望する年収をしっかり数値として持ち、転職エージェントとのやり取りの中で妥当なラインを探っていきます。
あまりに現状や希望条件とかけ離れた年収を希望してしまった場合には、転職エージェントが適切にアドバイスをしてくれるはずです。